冬用にナンガ のシュラフを購入した。
ナンガのシュラフには、種類が多数あり、
素材と、ダウンの量で大まかに分けられる。
・防水加工された生地を使用した「オーロラ」
・羽毛と、表面生地に撥水加工を施した「UDD」
・ウルトラライト志向の「ミニマリスム」
今回は、厳冬期を想定したので、防水のオーロラシリーズを購入。
なぜオーロラシリーズを選んだかというと
・シュラフカバーが必要ない。
という利点が一番である。
厳冬期は、テントの中が必ず結露する。時によっては、結露が水滴となってシュラフに滴り落ちてくる。
ダウンは、化繊(中綿素材)と違って、ふわっふわの状態で保温力を保つ。
それが濡れてしまうと、ただのシートになってしまうため、保温力が格段に下がる。
※実際に山行で使うとわかるが、出発前は、収納袋に入らない寝袋が、
帰る頃にはすんなり入るようになる。それくらい薄くなってしまうということ。
かといって、シュラフカバーを持っていくのもかさばるし、
何よりも高い。そして重い。
というわけで、防水処理をしたシュラフというものが選択肢として挙げられた。
ダウン量に関しては、実際に体験しないとわからない。
※ちなみに、オーロラライト600の快適使用温度は
「ー4°」
である。
人は、寝ると保温能力が下がるため、
寝ずに体育座りとかで夜を越すことができるという数値も設定されており、
「ー30°」
である。
以前も、600シリーズを借りて、北アルプスや南アルプスの稜線に近い場所でテント泊をしていたが、
問題なく寝れたということで、僕は600を選んだ。
ちなみに、僕はかなり寒がりで、夏のアルプスでもダウンの上下を着ている。
また、睡眠にはこだわるため、天候を見て、内側に130gのシュラフを持っていくこともある。
その大きさであるが、
スペック値を記すと
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SPEC /スペック
快適使用温度 /
下限温度:
DX:-4℃ / -11℃
SPDX:-18℃ ※SPDXは快適使用温度のみ
ダウン:
DX:スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
SPDX:ポーリッシュグースダウン93-7% (860FP)
生地:
表地:15dn オーロラテックス®
裏地:15dn リップストップナイロン
内部構造:
台形ボックスキルト構造
ダウン量:
600g
サイズ:
ショート ※REDのみ
最大長:203 X 最大肩幅80/cm(身長165cmまで)
レギュラー
最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで)
ロング ※TQSのみ
最大長:228 X 最大肩幅85/cm(身長185cmまで)
収納サイズ:
φ17 × 31cm 付属品:ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ付き
総重量:
約1,050g
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この中で注目すべきは
ダウン量:600g
総重量:約1,050g
レギュラー:最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで)
収納サイズ:φ17 × 31cm (付属品:ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ付き)
といったところではないだろうか。
いかに見本の写真を載せていく。
左から、ナンガオーロラライト600、イスカ 450、イスカ 130
直径が大きく変わるのがお分かりだろうか。
実際に開けてみる。
最初はこのように丸めて入っている。
ちなみに、一度取り出してしまうと、この形で収納することはほとんど不可能。
ちょっと取り出しただけでも、この膨らみようである。
完全に取り出したところ
以前のモデルと変化した点で言うと、
この、足が立体的になっていると言うこと。
「山と渓谷」のコラボモデルで、安価なものもあるが、
この点は改善されていないため、注意が必要である。
かなり保温力に違いがあるように感じる。
また、上記同様、コラボモデルと比較すると、
この口元がややしっかり締まるようになった。
この辺は、UDDや、イスカに比べるとまだまだと思うが、
首の後ろに立体的にダウンを含んだチューブを入れた「ショルダーウォーマー」があるため、
なんとか、首元からの熱が逃げることを防止できていると思う。
ちなみに、収納袋も、同梱されている。
右の、ぎちぎちに詰まった状態で保管しておくと、流石にダウンも痛んでしまうと言うことで
なるべくフカフカの状態で保管することがベストである。
右が、イスカ の450であるが、それにしてもでかい。
ちなみに、風通しの良さそうな、こんな薄い生地でできている。
日本の冬でいうと、問題なく使える商品だと思う。
今後、使用感などをレビューできたらと思う。