登山を始める際に、疑問に思うことが、
スニーカーと、登山靴は何が違うのか。登山靴はどんな時に有利に働くのか。
この疑問点に、登山靴が優れている点を簡潔に答えていきたい。
メリット
違い① 滑りにくさ
これは、ソールの形状の違いにある。
一般的なスニーカーは、以下のように、平べったい形をしている
(converse 公式オンラインショップより)
登山靴はというと
このように、凹凸がはっきりしている。
これがグリップを生み出している。
ドロドロの地面でも、泥を掴むようにして、しっかり止まってくれる役割を果たす。
ちなみに、ビブラムソールが滑りにくいという評判もある。
ビブラムソールとは、ソール専門メーカーのvivram社が製造するソール。
靴のソールを見ると、黄色いマークがついている。
特徴は、別記事で詳しく述べるが、
ソールの材料の配合や、形状を工夫することで、
滑りにくく、高い耐久性を生み出している。
近年、Mega Grip という、さらに滑りにくいソールも採用された。
以上より、
砂利道、濡れた道や悪路での滑りにくさがスニーカーと比較して優れている点だと言える。
違い② ソールの硬さ
スニーカーはこのように、よく曲がる。
これは、舗装道を歩きやすくするためである。
逆に、登山靴は、ソールが比較的硬いものが多い。
縦の屈曲のみならず、「ねじれ」にも強い。
これは、岩や、樹木を踏んでも、足にダメージがこないようにするためである。
違い③ 防水性
スニーカーは、水に弱いものがほとんどではないだろうか。
登山靴は、ライトな物をのぞいて、防水に対応しているものが多い。
見た目は、メッシュであるが、
Gore-texというフィルムのようなものがサンドイッチされており、
これが水を通さないため、
仮に水に浸かっても、靴の中に水が浸水することはない。
デメリット
違い① 滑りにくさ より
初期は滑ることが多い。
耐久性を持たせるために、表面が硬く、若干の慣らし歩行が必要であるように感じた。
違い② ソールの硬さ より
不安定な場所では、いい面が多いものの、
アスファルトなどの、舗装道では、歩きづらさが出てしまう。
その場合、ルート状況によるが、ソールの柔らかい登山靴を使用することを検討したい。
違い③ 防水性 より
水が入らない=水が出ていかない
gore-tex は、蒸れが逃げる「透湿性」を備えているが、
メッシュタイプのスニーカや、運動靴と比較すると、
やはり蒸れる。
この対策として、厚手の靴下を履いたりする必要がある。
初心者におすすめの登山靴は、以下の3つ