2022年、カリマーのリッジがアップデートして登場。
2019年に、モデルチェンジがあったことを記事にした。
そして、2022年、またモデルチェンジされて、登場したので、
その違いを紹介したい。
カリマーのリッジのモデルの変化の頻度について、
私が、変化を追い続けてから
2016年に、モデルチェンジ → 2019年に、モデルチェンジ → 今回の2022年のモデルチェンジとなっている。
2016年と、2019年のモデルチェンジについては、
こちらで記事にしているので、参考にしていただきたい。
2019年→2022年のモデルの「変更点」
①ウエストベルトが調整できるようになった
②生地感
③30Lは、サイドからのアクセスがなくなった
④メインへアクセスするドローコードが大きくなり、引きやすくなった
⑤重さ
この5つが、今回のモデルチェンジの注目点である。
変更点① ヒップベルトの調整
今回の大きな変更点であるウエストベルトの調整。

ウエストベルトのマジックテープを外すと、調整部分が現れる。

調整は、マジックテープで引っ張って留めるだけ。

調整すると、湾曲したのがわかる。
ウエストベルトを、引っ張って湾曲させることで、ウエストが細い人でも、ピッタリフィットさせることが可能である。
バックパックの背負い方の基本は、「腰で背負う」なので、この調整によって、より腰に荷重を移すことが可能になった。
次からは、細かい部分、ディティールに触れていきたい。
変更点② 生地感の変化

正面から
特に、大きな変化は見られない。
生地感が少しマットになったという点くらいだろうか。

背面から
この点も、特に大きな変更はない。
変更点③ サイドアクセスがなくなった

側面から。新モデルは、サイドアクセスがなくなった。

正面部分の、小物入れスペース
フロントには、縦に開く小物の収納スペースがある。
横開きのタイプよりも、探りやすいため、個人的にこの縦開きは気に入っている。

フロントの収納スペース②
脱いだウェアなどを収納できるスペース。
サイドコンプレッションと連動しており、サイドコンプレッションを緩めることで、かなり広く開く。
これは、前モデルから採用されたシステムで、ここも個人的にはお気に入り。
変更点④ 掴みやすくなったドローコードのタブ

大きくなったドローコードのタブ
上部、メインスペースにアクセスするためのドローコードについてあるタブが、大きくなり、
より引きやすく改良されていた。

見えている、2つのタブを引っ張ることで、メインへのアクセスができる。
手袋をしていても操作しやすいシステムで、もはや登山用バッグには欠かせない機能である。

レインカバーは、雨蓋に収納されている。
レインカバーは、雨蓋に収納されており、もし、濡れたまま収納するのが苦手なら、
防水バッグを使用したい。

ゴムのようなもので留められているからコンパクトになってはいるが、、、
この留めてあるゴムのようなものは、消耗品と考えた方がいい。
可能であれば、防水の収納袋に入れていた方が良い。

雨蓋。
雨蓋は、とても大きく、ここだけで3Lほどの収納はできるのではないだろうか。
緊急用品や、行動食を入れるのにちょうど良いサイズ。
また、この雨蓋には、他にはないGoodポイントがあり、

雨蓋のジッパーを開けると、さらにジッパーが登場する
雨蓋の中に、ジッパーが付いている。

内部にアクセスできるという仕組み
このジッパーを開けると、内部の収納につながっている。

この内部にあるレインカバーに外からアクセスすることができる。
変更点⑤ 重さ
前回、1550g(Mサイズ)
今回、1490g(Mサイズ)
と、60gの軽量化。
2022年、新リッジのデメリット
このリッジになってデメリットを挙げるとすれば、2点。
まず一つ目は、30Lにある、サイドアクセスがなくなってしまったこと。
軽量化や、故障のトラブルを軽減するために外したのかもしれないが、
メイン気室に上部から飲みのアクセスは、まぁまぁ面倒である。
フロントにあるポケットを上手に利用して、なるべくメイン気室へのアクセス回数を減らすしかない。
2つ目は、価格が上昇したこと。
大きな変化がないにもかかわらず、価格の上昇はなかなか辛いものがある。
しかも、2023年からも、どのメーカーも価格の上昇の可能性がある。
なるべく早いうちに手に入れておきたいものである。